介護+αの日々

進行性核上性麻痺と診断された母の介護日記+日々のこと。

訪問の言語聴覚士さん

f:id:midoringer:20200505090609j:plain

この夏はどうなる・・・?

 

きのうは、実家の母の元へ、訪問の言語聴覚士の方が来てくれました。

 

理想的な先生でした。

 

まだ若い男性の先生なんですが、訪問での仕事経験はもう5年くらいあるとのこと。

 

まずは、母の現状を把握したいとのことで、

舌の動き、発音、ものを食べたときののどや食道の動きと、それを

聴診器を当て音でも確認・・・。

半分お医者さんのようでした。

 

状態チェックのあとは、父と私にちょっとした座学をしてくださいました。

のどと舌と食道、気道の図を書いてくださり、

人は舌を使って、どのようにして飲み込むか、

そのときの食道の動き、気道のふたのうごき、

のどの内壁が絞られて圧をかけ、食べ物を押し込むことなど、

ほんとに詳しく教えてくださいました。

 

で、母の場合、舌、のど、気道のふたの開閉など、そこらへん一帯の動きが

にぶっているらしい。

食べた物が気道にもきっと入っているだろうけれど、

今のところ、口腔ケアをしているおかげで、口腔内にそんなに雑菌がたまっておらず、

菌が気道に入り肺炎を起こすなど、大事には至っていないのでは、とのご指摘。

 

先生は、週に1回見える予定です。

そのほかの日は、お試し食べの前に、

•口腔ケア

•舌を動かす

•「あー」と声を出す

•口の周りの筋肉ほぐしマッサージ

をやってもらえれば誤嚥のリスクは格段に減りますと、言われました。

 

専門家による本格的な指導が週一で受けられるなんて、

環境を変えてみて、ほんとによかった。