介護+αの日々

進行性核上性麻痺と診断された母の介護日記+日々のこと。

父のいとこにお祈り

f:id:midoringer:20200730214125j:plain

父は子どものころ、いとこたちと一緒に住んでいた時期があったそうです。

いとこ3兄弟(お兄さん、お姉さん、弟)と父と、子ども4人がひとつ屋根の下で。

一人っ子だった父は、それがうれしいときと、

3人つるんでいて中に入っていけずに寂しいときとあったらしいです。

 

その真ん中のお姉さんが亡くなったという知らせを受け、

きょう、父はいとこの家に行ってきました。

84歳だったそうです。

 

お姉さんは、子ども4人の中で、一番頭が良くて、

つきたい職業もいろいろ思っていたらしいのに、

そのご両親は、女の子だから家庭に入ってほしいと望み、上の学校にも進まず、

仕事にもつかなかったのだそう。

当時は、そういう時代だった・・・。

 

そして結婚相手を探すとき、お見合いで紹介される人は、

みんなどこか物足りないとご両親が判断したらしく、話はまとまらなくて、

結果、誰とも結婚されずに生涯独身で過ごされました。

 

聡明で、はつらつとして、魅力的なお姉さんだったけれど、

60歳を前に、病気になり、半身が利かなくなってしまったそう。

それからは、弟さんが面倒を見ながら、暮らしていたとのこと。

しかし、弟さんも腰などを悪くし介護ができなくなり

ここ2年ほどは、施設に入っていたそうです。

 

そこで、息を引き取られたとのこと。

 

母も、覚えていて、そのお姉さんは、フェアだし、性格もいい方なので、

きっといろいろ助けられていたはず。

 

私も何度か、遊びにいって、もてなしてもらったのを覚えています。

両親や、私達に親切にしてくださり、ありがとうございました。

安らかにお眠りください。